卒業生インタビュー GRADUATE’S INTERVIEW

INTERVIEW

Y.Sさん(住宅・総務事務)2023年度卒業

「縁側をとおして、内面的豊かさを感じています。」

QUESTION

高校生へのメッセージ
豊かさを追究する大切さ
様々なことが混沌している現代で、豊かさを追究する大切さを学びました。
どんな仕事をしていますか?
住まう人の気持ちに寄り添い、お客様に対応しています。
 地域密着総合住宅メーカーの総務事務職をしており、今年で入社2年目となります。
 業務内容としては、受付接客対応・電話対応などを中心とした事務管理を行っております。
就職活動を通して自己分析をした結果、①住宅に関わる仕事がしたい、②地域の方々から信頼される会社、③サポートに徹する作業が適性であると考え、現在勤めている会社への入社を決断いたしました。
 インテリアデザイン演習Ⅱでは固定概念にとらわれず、住まう人の気持ちに寄り添い模型制作を行ったため、現在もその学びを活かしてお客様の電話対応をしております。
学生時代に取り組んでいたことは?
狭い空間だからこそ自身の暮らしを豊かにするものを学びました。
 学生時代は住文化ゼミに所属しており、日本住宅の変遷や建築家たちの住宅に対する価値観の多様性について学んでおりました。
 日本最小住宅の原点として知られている鴨長明の住まい「方丈の庵」を参考に模型制作を行った際には、狭い空間だからこそ自身の暮らしを豊かにするものは何か見つめ直すことができました。安心できる場所で大切な人と笑い合えることが幸せであると感じたため、豊かな生活は住まいと深く結びついていることが理解できました。その気持ちを忘れずに仕事ではお客様がそれぞれの幸せを形を築くことができるよう、会社全体で暮らしのサポートをしております。
今のあなたの生活を豊かにしているもの・こと
縁側巡りを通して、内面的豊かさを感じています。
 気になることがあったら実践し、いろんな発見ができた時に楽しさと内面的豊かさを感じます。大学の学びから繋がる趣味としては、縁側巡りです。卒業論文で縁側について研究してから縁側巡りをするようになり、自然を眺めながら縁側でゆっくり過ごす時間に癒されています。古民家カフェの縁側も魅力的ですが、個人的には京都の建仁寺の縁側で、枯山水や四季を彩る庭園を見ることができるため、おすすめです。