卒業生インタビュー GRADUATE’S INTERVIEW

INTERVIEW

M・Kさん(メーカー・受付業務)2013年度卒業

「大学では実際に体験するもの、形にするものも多くあり、固定観念にとらわれる事なく、楽しんで授業に取り組む事が出来ました。」

QUESTION

どんな仕事をしていますか?
 私は広告代理店での秘書業務と営業業務、百貨店総合受付での接客とアナウンス業務を経て、現在は電機メーカーの本社総合受付にて勤務しております。企業、一般のお客様のご案内をはじめ、会議室や館内設備管理、社内外での催事受付、館内放送や音声録音のアナウンス業務等、多岐にわたる業務を任せて頂いております。
 本社総合受付ということもあり、様々なご要望のお客様や催事対応があり、時には来訪される海外のお客様の言語の学習や手話を学ぶ等、状況に合わせた対応が迅速にできるよう、学びの日々を送っています。正解のない場面も多く、トライ&エラーを繰り返す毎日には多くの刺激をもらっています。
学生時代に取り組んでいたことは?
 ライフデザイン学科の授業では、椅子に腰かけての授業だけではなく、実際に体験するもの、形にするものも多くあり、固定観念にとらわれる事なく、楽しんで授業に取り組む事が出来ました。なかでも、CDPという授業では学年や学科の違う学生とチームを組み、地域のPR活動を行ったり、企業の新商品開発を行ったりと、普段の学生生活では出来ない経験をする事ができました。
 また、ゼミ活動では、ライフマネジメント研究室に所属し、様々な地域に出向いては、その土地々々の人との交流や文化を、五感を通じて経験する事が出来ました。高校時代までは自身の得意不得意、好き嫌いを決め込んでしまう節がありましたが、多様な観点の授業に積極的に取り組む事で、自分の可能性を広げる事ができたなと実感しています。
今のあなたの生活を豊かにしているもの・こと
 昨年11月に娘を出産し、現在は育児休暇を取得し、初めての育児に日々喜びを感じています。初めての授乳、初めての寝顔、初めての笑顔の記憶は私にとって、かけがえのない宝物です。妊娠をきっかけに、庭で野菜や果物を育ててみたり、梅干しやジャム、パスタを生地から手作りしたりと日々の食生活を見直し、同時に手作りの楽しみを知りました。現在では、娘の成長に追い付けとばかりに、離乳食時期を目前に、食育の資格の勉強も開始しました。人生を豊かに、自分らしく歩んでいくという考え方は大学生活で得た大きな財産だと感じています。
高校生へのメッセージ
 高校生時代は音楽活動に明け暮れており、大学を専攻する際も自分の未来を明確に見据えていたわけではありませんでした。大学生活では、それまでに興味をもたなかった分野の教授、年齢や価値観の違う友人と時間を共にすることで、それまでになかった自分の新たな一面を知る事が出来ました。ライフデザイン学科では衣食住というモノに関してだけでなく、ヒトの心理、家族関係やコトのデザインやマネジメント、さらには地球環境問題まで、ライフスタイルに関係する幅広い分野について学習の機会を持つことができます。大学受験では自分の将来について考える時間が多いかと思いますが、進みたい道が決まっていなくても大丈夫です。きっかけは沢山転がっています。あっという間の大切な時間ですので、どうか楽しいものにしてください。