卒業生インタビュー GRADUATE’S INTERVIEW

INTERVIEW

M・Kさん(コンサルティング・事務職)2012年度卒業

「自分の視野を広げたいと思い、興味がある事にはどんなことでも挑戦してみる!」

QUESTION

どんな仕事をしていますか?
 ISO審査機関にて勤務しています。ISOとは国際標準化機構のことであり、企業などの組織のマネジメントシステムの国際的な標準化を促す組織のことです。有名な規格として、製品・サービスの品質管理に関するISO9000シリーズと環境・持続可能性に関するISO14000シリーズがありますが、他にも情報セキュリティに関するISO27000シリーズや労働環境に関するISO45000シリーズがあります。
 仕事内容はISO認証の管理業務です。ISOは取得・登録された後も毎年審査が行われますが、私はその管理業務を行っています。ISO認証のサポートをしていく中でより深く社会とかかわりたいと思うようになり、先般ISO審査員補の資格を取得しました。ISOと聞くと、審査を受けなければならないということもあり、とっつきにくいイメージを持たれがちなのですが、実は申請する企業にとっても自社のマネジメントの適正性を確保するために有効な鏡になるのであり、その取得・維持は決して難しいものではないということをこの仕事を通じて伝えていきたいです。
学生時代に取り組んでいたことは?
 学生時代は、自分の視野を広げたいと思い、興味がある事にはどんなことでも挑戦してみる!をモットーに生活していました。
ゼミでは、提携先の公益財団法人山の暮らし再生機構の紹介で、地域づくりインターン(新潟県長岡市一之貝地区)に参加し、10日間程農山村での生活をしたことが印象深い思い出です。地域づくりインターンは都市部の学生と農山村の地域の人々をむすぶきっかけづくりとして行われたもので、合宿しながら、地元の小学生と一緒に地域活性化の方法をワークショップ形式で考えたり、農作業や自炊をしながら合鴨農法の実践者をはじめ、地域おこしのためにがんばっている農業従事者の方々からお話を伺ったりしました。また、にわか仕込みで篠笛や太鼓を練習し、夏祭りの神楽を演奏したりもしましたが、普段は夏祭りに興味を持たない高校生なども参加してくれて、大いに盛り上がりました。
 また、東日本大震災後の災害ボランティア活動に参加したことは、自分の価値観を大きく変えるきっかけとなりました。拾遺物(写真など)の洗浄に携わったのですが、写真に記録された過去の平和な暮らしと目の前に広がる、見るも無残な現実とのコントラストに、私たちが普通に生活出来ることがどんなに幸せなことなのか、その有難みを、身をもって感じました。
 アルバイトについては様々な職種(飲食店、販売、一般事務)を経験しましたが、これは自分自身何が好きで、何が得意で苦手なのかを知るためのよいきっかけになりました。また、アルバイトをして貯めたお金で旅行へ行き、様々な国や地域の文化を知ることが楽しくなり、現在でも休暇の度に旅行に行っています。
今のあなたの生活を豊かにしているモノ・コト
 それは田舎の生活です。子供が生まれたことをきっかけに緑豊かな田舎へ引っ越しました。車がないと生活出来ない不便な場所ですが、自然が溢れていて自分自身も自然体でいられるので、帰宅するとホッとします。
いつか子供たちと一緒に無農薬で野菜を作る家庭菜園をしたいと思っています。
高校生へのメッセージ
やりたいと思ったことは何でも挑戦してください。自分の心に素直に!!