学部長の挨拶
GREET
- 家政学を学び魅力的な生活を創造する。
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家政学は人間生活における人と、人をとりまく様々な環境との相互作用について、自然科学、社会科学、人文科学を基盤として横断的、包括的に研究し、生活の向上と共に人類の福祉に貢献する実践的総合科学です。したがって家政学は様々な分野と共に連携しながら発展し、その成果を大いに期待されている学問領域であるとも言えるでしょう。
家政学部の学生たちは、被服学科、食物学科(食物学専攻、管理栄養士専攻)、児童学科(児童学専攻、児童教育専攻)、ライフデザイン学科の何れかに所属し、各学科の掲げる理念に基づいた専門教育について、基礎理論から実験、実習、演習、体験学習などを通じた応用実践まで段階的に深掘りしています。また専門領域のみならず全学共通科目や家政学部共通科目などを通じて、幅広い分野の知識や技能に基づく多面的な視点も同時に身に着けています。
こうした複合的学びによって、個々の学生は豊かな生活を実践するための課題を意識すると共に、現代社会の複雑な構造や問題点を把握した上で解決へと導くことが出来る力を蓄え、真に自立した社会人を目指しつつ、充実した大学生活を送っています。
家政学部では家政学を時代に即した学びを的確に提供する、「未来志向型サイエンス」と呼んでいます。未来志向型サイエンスには上記のように高度な専門性に基づく深い分析や考察を進めることと、領域横断的な幅広い視野を持つことの両立が必要不可欠です。
今後も学生たちが様々な環境変化に対して柔軟に適応し、魅力にあふれた未来社会の生活を創造することが出来るようサポートしていきたいと思っています。
家政学部長中島 永晶