ライフデザイン学科 研究室ブログ LABORATORY BLOG

🎄Merry Christmas🎄
2023年12月25日

今日はクリスマスです🎅🏻街中でもクリスマスツリーをたくさん見かけます。大妻女子大学の中にも大きなクリスマスツリーが飾ってあります🎄

 

この時期のシンボルとも言えるクリスマスツリーですが、生木のものと人工のものがありますね。私の家には、私が生まれた頃からずっと使用し続けている人工のものがあります。思い出や愛着はあっても、素材については今までとくに気にしたことはありませんでした。ですが今回、これまでのゼミの学びを通じてどちらが環境に優しいのか気になったので調べてみました!

 

まず、生木のツリーのメリットは、木の成長過程で大気中の二酸化炭素を吸収・蓄積し、正味の二酸化炭素排出量を削減する効果があることです。この点において生木のツリーは脱炭素につながります。ですが、話はこれで終わりません。クリスマスツリーに限ったことではありませんが、遠距離運搬時にガソリンが消費されればそのぶん二酸化炭素が排出されます。とくに、生木のツリーは1シーズンだけで消費・廃棄されるので、この二酸化炭素の排出が毎シーズン発生することになります。同じことは、焼却処分時の二酸化炭素排出についても言えます。

 

一方、プラスチック製などの人工のツリーについてはどうでしょう。人工ツリーには、生産から廃棄までのすべての過程で二酸化炭素が発生するというデメリットがあります。ですが、生木と違って必ずしもシーズン終了後に廃棄されるわけではなく、繰り返し使える点が大きなメリットです。あるデータによれば、5年以上使うのであれば、人工ツリーのほうが生木のツリーよりも環境負荷が低いのだそうです。つまり、どちらのツリーが環境負荷が低いかは使い方次第ということのようです。

 

このように、思ったよりもやや難しい話になってしまいましたが、結論として、現時点では人工ツリーを購入して5年以上使用するのが環境配慮の点で最善だと考えます。ただし、運搬時に使う燃料が電気に変わったりすればこの結論は変わるとも思います。なので、これからも環境配慮の視点で生活を見つめることや新しい情報を敏感にキャッチし続けることが大事なのではないかと思います。

 

(執筆者:S.K)

 

クリスマスツリー