ライフデザイン学科 研究室ブログ LABORATORY BLOG

「埼玉いちご祭」に大妻ブースを出店しました🍓🍓🍓
2024年2月19日

 ライフデザイン学科ライフマネジメント研究室(“和の暮らし”推進プロジェクト)は、2024年2月10日、11日の2日間に亘って、さいたま新都心駅近くのけやき広場で行われた「埼玉いちご祭」に参加しました。

 ライフマネジメント研究室は、2023年度の埼玉県「中山間ふるさと支援隊」の受託事業として、7月に秩父地方を訪問し、その観光の魅力と特産物を調査した上で「ちちぶカクテル」を開発し、10月に関係者の間で試飲会を開催、1月に秩父5市町の市長・町長ほか行政関係者に対して発表を行いましたが、今回、いよいよ一般市民に対してお披露目をする機会がやってきました。私たちのプロジェクトの集大成です。

 その様子を以下にご紹介します。

 

〇オープニングセレモニー

 祭りは県知事の挨拶による開会式からスタートしましたが、そこでの乾杯酒には私たちが開発した「羊山の小恋花」が選ばれました。これは、埼玉が誇る高級いちご「あまりん」のジャムを使い、羊山公園の芝桜をイメージした甘くて爽やかな味わいのカクテルです。

 乾杯に先立ち、「ちちぶカクテル」について、招待客や来場者を前に紹介する機会を頂きましたので、ここでそれぞれのカクテルのコンセプトや魅力、そして私たちの熱い思いを来場者の方々に伝えました。

 この間、知事をはじめ関係者や来場者に「羊山の小恋花」を配布し、発表終了とともにみんなで乾杯しました。こうして、2日間の「埼玉いちご祭」が華やかにスタートしました。(松崎)

 

〇ブースでの制作・販売

 「埼玉いちご祭」では作りやすさや使用する原料の入手のしやすさを考慮し、開発したカクテル全7種類の内、「倖瑠の巡礼(さるのいのり)」「長瀞岩(ながとろっく)」と乾杯酒で使用した「羊山の小恋花」の計3種類を準備しました。また、冬の野外で行われるということで、「倖瑠の巡礼」のホットバージョンを急遽開発し、備えました。

 当初は、弱気の販売予想を立てて準備をしていましたが、好天にも恵まれていちご祭全体が大盛況となり、私たちのブースも1日目の10時のオープンと同時に、広場の反対側のお店の手前にまで及ぶような長蛇の列が作られ、1時間程度で準備していた材料を全て使い切ってしまいました。美しくデザインしたチラシを配布したのも功を奏したかもしれません。

 慌ただしく追加調達し13時頃より販売を再開しましたが、その後も非常にたくさんのお客様に購入していただき、予想の数倍の杯数を販売することができました。2日目は当初の予想を修正して材料を多く準備しましたが、1日目よりもさらに大好評で、結局当初の予想を数倍上回る杯数を販売することができました。

 今回用意した3種類の「ちちぶカクテル」の中では、やはり「いちご祭」であるためか、「あまりん」のジャムを使用した「羊山の小恋花」が非常に人気で、ノンアルコール版も用意したので、年齢問わず多くの人に楽しんでいただくことができました。(來田)

 

<感想>

 1日目から想像していた以上のお客様に来ていただいたので、予定以上の材料が必要となってしまい、それらを組織的に調達し、効率良く制作・提供できるかなどを考え直し、2日目に活かしました。

 提供に関しては、最初は不慣れで、注文受け・会計、製作、提供の間の連携に苦労しましたが、ゼミ生一人一人が当事者意識を持って集中して取り組んだことが大きな売上の達成に繋がったと思います。

 また、美味しかったと声をかけてくださった方もいて、苦労しながらも最後まで販売できて良かったと思いました。皆それぞれができることを全うしたからこそ楽しく終えられ、ゼミ生同士の絆がより深まったと感じています。今回のプロジェクトの最後の活動で、自力で一から開発したものを一般市民のみなさんに販売できるまでに至ったことを誇りに思います。(齋藤)