ライフデザイン学科 研究室ブログ LABORATORY BLOG

晴明
2022年4月5日

 こんにちは!4月が始まり、徐々に暖かくなってきましたね。

 

 本日5日は二十四節気で「清明」(せいめい)と呼ばれる日です。春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したもので、万物が若返り、清々しく明るく美しい季節です。皆さんも外出の際に春を感じているのではないでしょうか🌞

 

 さて、この季節といえばお花見ですね🌸私も先日上野公園でお花見をしてきました!コロナウイルスの影響から、例年の様にレジャーシートを引いて…とはいきませんでしたが、桜を見ながら歩くだけで十分春らしさを感じられましたよ。

 

 その桜について、今日は私から豆知識をご紹介します💡

 

①ソメイヨシノは全てクローン

 

 桜と言えばソメイヨシノですが、日本にあるソメイヨシノは全て同じクローンだということを知っていますか?ソメイヨシノは江戸時代末期に2種類の桜を交配させることで生まれました。明治時代以降ソメイヨシノはそのすぐれた形質を残すために、接ぎ木によって全国に植えられました。接ぎ木とは、近い分類の植物同士をつないで、1つの植物として育てる方法です。数を増やしたい植物をある程度の大きさでカットし、土台となる植物に切れ目を入れて挿し込み、一定期間周りを保護し、融合させていきます。接ぎ木では通常の交配のときに起こるような遺伝的な変化は起こらないので、ソメイヨシノは遺伝的にまったく同じクローンとして増え続けてきたことなります。私たちがいつも見ているソメイヨシノが野生のものではなく、クローンだったなんて驚きですよね!

 

②桜が川辺に植えられていることが多い理由

 

 桜は、川辺など水の多い場所に植えられていることも多いですよね。これには理由があり、江戸時代には大雨が降ると川が氾濫して土手が決壊するなど、水害に悩まされていたからなんです。土手に桜を植えることによって雨が降る前の季節に観光客が押し寄せますよね。その観光客に地面を踏みしめてもらい、土手を強化してもらうために川辺に植えたそうです。お金を掛けずに水害も解決するなんて素晴らしいですね!

 

 さて、1年間にわたって続けてきた二十四節気ブログはいかがだったでしょうか。私たちの学年が小関先生のゼミに加わってからあっという間に1年がたってしまいました。ですが、この1年間を通し、それぞれ知識や経験も増え、成長出来たのではないかと思います。大学生活も残すところあと1年。短い時間ではありますが、悔いのないように過ごしていきたいです。1年間このブログを見てくれてありがとうございました!

 

(執筆者:なつき)

 

※ 次回からは新3年生が担当します。

 

桜1 桜2 上野恩賜公園