ライフデザイン学科 研究室ブログ LABORATORY BLOG

秋分🎑
2021年9月23日

 こんにちは!

 

 先週は台風14号が猛威を振るい各地で様々な被害が出てしまいましたね…。被害が出た地域がなるべく早く復旧し、通常の生活に戻れることを願います。

 

 さて、本日9月23日は二十四節気の16番目にあたる「秋分」です。この節気は、国民の祝日に「秋分の日」があることから他の節気よりピンとくる人も多いのではないでしょうか。秋分は春分同様、昼と夜の長さがほぼ変わらず、太陽が真東から昇り真西に沈む日です。これを境に昼よりも夜が長くなっていくかと思うと秋の訪れをより強く感じますね。

 

 秋分以外にも、この時期は「敬老の日」(9月20日)や「秋のお彼岸」(秋分の日を中心とした1週間)など、様々な祝日や行事がありますが、「十五夜」(9月21日)もその一つです。「十五夜」とは中秋の名月を鑑賞しながら収穫などに感謝し、来年の豊作を祈るための伝統行事とされています。中秋の名月は旧暦の8月15日に見られる1年の中で最も美しい月と言われ、今年はなんと8年ぶりに満月の日だったそうです!みなさんはそんな珍しい月を見ることはできましたか?私はというと、写真のようなお供えを作ってお祝いをしました。

 

 この月見のお供えですが、それぞれの品物にも意味があり、すすきは稲穂の代わりや神の依代(よりしろ)で、魔除の役割も持つそうです。また、月見団子は、稲作が主流になる以前には主食だった芋をお供えしていたことから、里芋に似せたお団子をお供えするようになったといいます。何気なく行っていたお供えものも、その背景や理由を知ると季節の行事にこめられた先人たちの思いや感性といったものが理解できて面白いですね。

 

 昔に比べて今の日本人は季節や行事を大事にする暮らしを送っていない気がします。大学はもうすぐ後期の授業が始まり、また忙しい生活になりますが、季節を楽しむ心の余裕は持ち続けたい、と月見をしながら思いました。

 

(執筆者:あんり)