ライフデザイン学科 研究室ブログ LABORATORY BLOG

「美酒コンクール2023」のZ世代賞審査員になりました。
2023年11月21日

 ライフマネジメント研究室は、和食文化を支える日本酒の普及・発展を支援する活動をしています。

 女性に日本酒とワインに親しんでもらうことを目的に活動する一般社団法人「日本のSAKEとWINEを愛する女性の会」との間に縁があり、この度「第1回Japan Women’s SAKE Award~美酒コンクール~2023」のZ世代賞の審査員としてはじめて日本酒のコンクールに関わることになりました。

 

〇審査

 9月にはブラインドテストを行いました。Z世代賞はZ世代の女性に日本酒に親しんでいただくためにふさわしい日本酒に与えられる賞なので、利き酒のプロではなく、日本酒の味を少し覚えた段階の女性の間で好まれる日本酒を評価しようというものであり、日本酒初心者である私たちこそがその審査員に最適だったというわけです。

 会場内では各テーブルにスパークリング部門、フルーティー部門、ライト&ドライ部門、リッチ&ウマミ部門、エイシド部門、ロウ・アルコール部門の6部門に選別された日本酒が黒い袋で目隠しされた状態で並べられていました。私たちはそれぞれの部門に割り振られ、1人約40~50種類の日本酒を審査しました。審査項目は外観、香り、味わい・余韻の4点であり、それぞれについて採点し、コメントを記入しました。

 慣れないテイスティングに苦労したものの、同じ部門の酒の中にも外観の色味の違いがあることや辛口・甘口での味わいの違い、後味のキレなど、日本酒一つ一つに特徴がある事を学びました。

 審査を終える頃には、各々が自分好みの日本酒を発見出来ました。普段ではできない、多種多様な日本酒を比べることで、日本酒の奥深さ知ることが出来る良い機会になりました。日本酒のよさを後世に伝えていくためにも、女子大生が審査員を行う事で若者が日本酒を手にとるきっかけとなれば素敵だと思いました。

 

〇表彰式

 各部門の入賞蔵が一堂に会して、ベスト・オブ・ベストを決める表彰式が10月27日にパソナスクエアで行われました。在日外国大使館の方々が招聘され、賞状の授与者になっていましたが、Z世代賞は私、佐藤が賞状の授与者として壇上に上がりました。

 私たちが選んだ酒は、この瞬間初めてわかったのですが、「光栄菊」(光栄菊酒造株式会社、佐賀県)でした。

 表彰式の後は大試飲会です。ここでは、和気あいあいの雰囲気の中で出展された酒蔵の方々とお話することができ、日本酒の知識を深めると共に、蔵元さんの酒造りへの熱い思いに触れることができました。これからも、女子大学生の感性と発想を生かしながら、日本酒文化の発展に貢献したいと決心した1日でした。(佐藤)