ライフデザイン学科では、毎年、夏季休業期間中に演習授業「グリーンツーリズム体験実習」を実施しています。グリーンツーリズムとは、農山漁村地域の自然・文化・農林漁業体験や人々との交流を楽しむ余暇活動のことで、都市生活者にとっても地域にとっても意義のある活動として注目されています。今年もしおやグリーンツーリズム推進協議会のご協力を得て、栃木県塩谷郡塩谷町で実施しました。

　初日は、宿泊場所である体験交流施設「星ふる学校くまの木」で、自己紹介やアイスブレイクのためのワークを行いました。写真は班対抗のゲーム形式で黒大豆の選別から袋詰め、パッケージデザインまでの作業を体験しているところです。商品の魅力をうまく伝えることはできたかな？

　2日目は、この実習のメインプログラムである農村体験を行いました。班ごとに町内の農家さん、林業家さんのところにお邪魔して、農林業の作業を体験させていただきました。初めての作業に最初は戸惑いもありましたが、徐々にコツをつかんでいった様子でした。また、終了後のふりかえりでは、豊かな自然や人々の温かさなど農村の魅力を実感したとの発言がたくさんありました。

　そして夕飯は農家さんにいただいた新鮮な野菜も使ってバーベキュー！ご飯は薪で炊き上げました。バーベキューのあとに花火もしました！線香花火が切ない…🎇過ぎゆく夏を感じることができたでしょうか。

　最終日は、塩谷町に移り住んでそれぞれに活動されている地域おこし協力隊の方々のお話を伺い、一緒に昼食を作りました。町内の野菜を使ったイタリアンレストランの開業を目指すシェフの方のご指導のもとティジェッレを作り、青空の下でいただきました！一緒にいただいたよもぎとどくだみのお茶も新鮮な体験でした。

　最後はみんなで集合写真。わずか3日間の日程でしたが、都会に暮らす学生たちにとっては「真に豊かな生活」について視野が広がるよい機会になったのではないかと思います。