先輩の声

充実した研究指導で、国際学会での発表も

2018年度卒業
阿部惠理さん
 

  • 研究室の思い出を聞かせてください

    一番印象に残っているのは、イタリアで開催された国際学会で英語での口頭発表をしたことです。英語はまったく自信がなく、とても緊張していたのですが、小林先生に現地のホテルでも直前まで発表練習を聞いていただき、やり遂げることができました。
    小林先生は、私の新しい解析結果を見る度に「面白いデータだから、まずは学会発表してみよう」と積極的に学会参加を促してくださいました。私は緊張しいでつい及び腰になってしまう性格なのですが、先生の後押しのおかげで、国内学会で3回、国際学会で2回発表を経験することができました。

  • 現在のお仕事について教えてください

    私は現在、栄養士養成専門学校の講師として勤務しています。公衆栄養学、栄養教育論、食文化論などを担当しており、どの科目でも修士課程の時に培った専門性を生かすことができています。教科書の内容をただ伝えるだけでなく、教科書の記述の根拠となった論文やデータを参照しながら授業を構成するように心がけています。私が教えている学校では卒業後に給食の現場で働く方が多いので、病院給食に携わっていた経験もふまえて、現場で必要なことと学術的に重要なこと、両方伝えていけるようバランスに気を付けています。

  • 研究室の志望者へメッセージをどうぞ

     
     
    代替文字

    学びたい意欲はあるけれども悩んでいるという方は、まず研究室訪問をすることをおすすめしたいです。
    私の場合は就職してから4年後に大学院進学をしました。入学前に希望する具体的なテーマはなく、とにかく栄養疫学を学びたい!という意欲だけで小林先生に相談のメールを送りました。その後研究室訪問をして、先生と直接話をさせていただく中で修士課程での研究テーマを決めることができました。
    また、社会人院生枠を利用して仕事を継続しながら通えたので、金銭面、キャリア面共にに安心感がありました。通常の講義やゼミを平日18時以降や土曜日に開講していただくことで、働き方に合わせた対応をしていただきました。

様々な視点での分析力や考える力を身に着けることができる

2014年度卒業
石村美里さん
 

  • 研究室の思い出を聞かせてください

     
     
    代替文字

    何度も何度もPDCAサイクルを回しました。
    私は卒業論文で卒業生を対象とした縦断研究を行いました。調査は食事調査や身体記録、生活習慣や年収などのパーソナルな内容など多岐に渡ります。それらの膨大なデータを基に事実を明らかにするにはたくさんの仮説を立て、分析検証する必要があります。そのため、卒業論文作成期間の多くはデータと向き合い分析をしていました。
    また、学会への参加も良い思い出です。研究の聴講はもちろん勉強になりましたが、ちょっとした旅行気分で合間にみんなでご飯に行ったり良い研究の息抜きになりました。

  • 現在のお仕事について教えてください

    コンビニエンスストアのSV(スーパーバイザー)として加盟店の皆さまがより良い店舗運営が出来るようお手伝いをしています。SVは本部と加盟店をつなぎ、加盟店の経営コンサルティングを行う仕事です。複数の店舗を担当し、売上・加盟店利益のアップを目指す他、本部施策の指導、クルーさん育成のアドバイスなど、業務範囲は多岐に渡ります。そのため、日々お店を巡回し一店一店お店と向き合い、そのお店に合った指導が出来るよう心掛けています。

  • 研究室の志望者へメッセージをどうぞ

    公衆栄養学研究室はこれまで学んできた栄養学とは違う目線で栄養や健康について考えることのできる研究室です。データが多岐に渡る分、様々な視点での分析力や考える力を身に着けることができます。興味のある方は是非一度公衆栄養学研究室を訪ねてみてください。

 
 

興味がある分野の研究について、とことん追求できます。

2020年度卒業
土井玲奈さん
 

  • 研究室の思い出を聞かせてください

     
     
    代替文字

    研究計画書の作成がとても印象に残っています。修士課程に入学時は、研究に関する知識が全く無かったため研究計画書の作成には大変苦戦しました。先生からは、先行研究の探し方から文章の組立て方まで多くのご指導をいただきました。先行研究をひたすら探し、何度も修正を重ねて研究計画書を書き上げたときは達成感でいっぱいでした。この経験があったからこそ、修士課程の間に多くの学びを得ることができたと思います。また、先生と1対1でゼミを行う機会が多く、研究のことだけではなく様々なお話が出来たこともとても良い思い出です。
     

  • 現在のお仕事について教えてください

    現在は、短期大学で助手の仕事をしております。授業につくだけではなく、学校行事の運営、事務作業など仕事内容は多岐にわたります。今年度の授業は給食管理実習につきました。学生が作成した献立の食材発注の確認や、調理実習の補助、その後の帳票類のまとめなど一緒に行いました。教わる側から教える側の視点で授業をみると、先生方の学生指導のあり方や授業の運営など学ぶことがたくさんあります。大変なことは多いですが、栄養士を目指す学生の成長を間近でみることが出来るので、やりがいを感じます。

  • 研究室の志望者へメッセージをどうぞ

    研究は、データの整理や論文探索など地道な作業が非常に多いです。しかし、自分の研究が学会発表や論文化できたときの喜びはとても大きいです。また、研究に行き詰ったとき先生はとても明確に改善すべき点を伝えて下さるので、課題を乗り越えることができます。大変なことも多いですが、修士課程を卒業してからも研究を楽しく続けることができています。研究や疫学について興味がある方は、ぜひ公衆栄養研究室に来てみてください。

その経験、プライスレス!

2019年度卒業
毛利英美子さん
クックメディカルジャパン合同会社勤務
 

  • 研究室の思い出を聞かせてください

     
     
    代替文字

    約20年振りの学生生活は、とにかく分からない事だらけでしたが、進学相談の時から小林先生の面倒見の良いお人柄にはとても助けていただきました。右も左も分からず研究の道に飛び込んだ私が、大学院在籍中に2回の学会発表までさせていただけたのは、ひとえに小林先生のご指導の賜物だと思います。卒研生も多く、明るく、にぎやかで楽しい研究室でした。
     

  • 現在のお仕事について教えてください

    大学院生に入学する以前から働いている職場で、現在も仕事をしています。大学院入学の決め手も当時の上司の勧めでした。仕事内容は、大学院での研究内容とは異なりますが、学会参加や論文を読むことの多い業務内容のため、大学院での経験はとても役に立っています。参考書で読んで理解するだけではなく、研究計画から論文化までを実際に経験してみることで、研究全般に対する理解が深まったと思います。先日も上司に(論文を読む際の)目の付け所が変わったよね、と言われ心の中でガッツポーズをしました。

  • 研究室の志望者へメッセージをどうぞ

    新しいことを知ることが好きなので、触れることすべてがとても興味深く、面白かったです。同級生も社会人大学院生が多く、励まし合いながら過ごした2年間でした。興味と情熱があれば学ぶことを始めるのに年齢は関係ないと感じました。ご自身の中に研究の種をお持ちでしたら、どんな小さな種でも一度先生に相談してみたら良いと思います。第三者に自分の考えを話すことで、考えがより明確になると思いますし、先生は専門的な立場から的確なアドバイスをして下さると思います。