ライフデザイン学科 NEWS

自然体験論を実施しました
2022年10月24日

 ライフデザイン学科では、毎年、夏季休業期間中に演習授業「自然体験論」を実施しています。

 例年だと2泊3日、自然の中での集中講義により、個人の自主性、積極性、及び、集団行動での協調性、リーダーシップ等を重視し学習を深めていくことを目的としていますが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンデマンドや都内多摩での日帰り実習に内容を変更して行っています。

 

 自然体験論Ⅰの対象学年は1年生になります。オンデマンドで実施しました。

 

 自然体験論Ⅱの対象学年は3年生になります。3日間の工程のうち、1日目はオンデマンドで、2日目と3日目を実習いたしました。

 自然体験論Ⅱの2日目と3日目の様子をご紹介いたします。

 

 

☆まずは2日目☆

 スタートは、甲野先生のガイダンスとなな山緑地の会の方からなな山の説明を受けました。山に入るには山のことを知らないと、怪我につながります。

 

 いざ現地入りです。最初にオオスズメバチの対処法を教わりました。

 前日が雨だったので、山はぬかるんでいるところがあります。転倒の危険があるため、ヘルメットと軍手を着用し、山に入ります。

 

 甲野先生からの課題をクリアしつつ里山のことを理解していきます。

 なな山緑地の会の方からも里山について説明してくださりながら、一緒に山を歩きます。

 

 例えば、「なぜ材木が並べられているのでしょうか?」という課題があります。

 みんなで説明を聞きながら答えを考えます。

 

 

 

                                 ・・・・・答えは~、「しいたけ栽培のため」です。

 

 午後はヒンメリクラフト作りをしました。

 細かく複雑そうな作業でうまくできるか不安でしたが、みんな上手にできていました。

 ヒンメリは、オープンキャンパスで展示予定です。ぜひどのようなものかよく見てくださいね。

 

 

☆次に3日目☆

 大学近くにある北の丸公園を散策しました。都会の真ん中にも自然を感じられます。

 

 午後は国産コーヒーの体験講座を行いました。

 教員の研究対象のコーヒーを沖縄から持参し、生豆の焙煎体験!

 焙煎のタイミングが重要ですね。

 大量生産のブラジル産の生豆も比較に焙煎して、飲み比べをしました。

 その結果、全員が沖縄産コーヒーが美味しいとの評価でした!

 沖縄産コーヒーはモノカルチャーではなく、森林と共生して生産されます。

 嗜好品を通して、森林の効用を再認識した体験授業でした。

 

 普段体験することのない里山で、自然体験やクラフト体験ができて学生たちにとって、貴重な体験となりました。

 学生には、SDGsなどの自然環境のことを考えつつ、生活してほしいですね。