ライフデザイン学科 NEWS

グリーンツーリズム体験実習で自然を満喫!
2021年9月21日

ライフデザイン学科では、毎年、夏季休業期間中に演習授業「グリーンツーリズム体験実習」を実施しています(グリーンツーリズムとは、農山漁村地域における自然・文化・農林漁業体験や人々との交流を目的とした観光のことです)。例年は栃木県塩谷町で地元自治体やNPOに協力いただき2泊3日の農村体験を行っていますが、昨年と今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、都内奥多摩での日帰りトレッキングに内容を変更して行っているところです。

 

そのグリーンツーリズム体験実習が、9月14日(火)、15日(水)の両日、2グループに分かれて実施されましたので、当日の様子を報告します。

 

集合は午前10時半すぎ。遠方の学生の利便性や通勤ラッシュ回避を考えて、少し遅めの設定です。

 

集合後、さっそく多摩川の河原に下りて準備体操!川のせせらぎを聞きながら体をほぐすと、学生も「水の流れる音が心地いい!」とさっそく自然の癒し効果を体感している様子でした。

 

準備運動後は、川沿いの遊歩道を通って森林セラピー専用ロード「登計トレイル」へ。遊歩道を散策しながら、ところどころで立ち止まって植物観察を行いました。普段なら気にも留めずに通り過ぎてしまうような小さな花やコケですが、ルーペを使ってじっくり観察することで、自然が作り出す繊細な色合いや造形に気づくことができました。

 

登計トレイルには柔らかな感触が心地よいウッドチップが敷き詰められ、星空浴用ベンチやウッドデッキなどの施設も整備されており、森林セラピー専用ロードとしてさまざまな配慮がされた設計になっています。

 

周りを木に囲まれたウッドデッキではヨガを行いました!周りから聞こえてくるのは鳥の声くらい。学生からは「森の中でヨガをやってみたかったので、やれてうれしかった」「スッキリした」などの声があり、みどりの中で心も身体もリフレッシュすることができたようでした。

 

トレイルを一周して河原に戻った後は、帰りの電車の時間が来るまでの間川遊びをしました。川に足を入れて水の冷たさを肌で感じたり、石投げや石積みをしたり。誰が一番きれいな石を見つけるかな!?コンテストでは、みんな川に入って一所懸命最高の石を探しました。

 

普段自然に親しむ機会の少ない学生たちも、気づけば童心に返って真剣に遊んでいる自分に気づき、自然豊かな地域での余暇活動の意義や魅力を実感できたことと思います。実際、学生たちの口からも「いつもと違い、森の中にいられたことがよかった」「自然を身体いっぱい浴びることができた」などの言葉が聞かれ、自然の中で過ごす時間を満喫した様子がうかがえました。人々の自然離れが進む今、このような体験が自然のもたらす豊かさについての理解につながることを願いつつ、2日間の授業を終えました。