ライフデザイン学科 研究室ブログ LABORATORY BLOG

ゲーリーの「ウィントンゲストハウス」
研究室ブログ
2021年10月13日

 住文化ゼミでは後期がはじまりました。

 私は、海外の現代住宅としてフランク・ゲーリーの「ウィントンゲストハウス」(1983-87)について調べました。

 フランク・ゲーリーの作り出す作品は、唯一無二な芸術的価値観から斬新でユニークなものでありながらも、誰もが親しみやすいフォルムになっています。

 「ウィントンゲストハウス」は、住宅建築として捉えるのではなく、彫刻建築物として捉え、画家のジョルジョ・モランディが描く異なる形や色の器の静止画に影響を受けたため、6つの外観が誕生しました。その6つの外観がこの「ウィントンゲストハウス」の特徴であり魅力であると感じたため、一つ一つの項目に分けて説明を書きました。また、外観は重く、室内は柔らかいと受け取る印象が異なったため、その印象が一目で認識できるように黒と白でコントラストをつけました。加えて、清々しい青空と豊かな緑が存在する環境を表現するために、青と緑も使用しました。

 今回のポスター制作を通して、魅力や特徴を伝えるためには、写真や文字の配置、色使いなどによって、印象が左右するということを学びました。

 また、ゼミの仲間のポスターを拝見した際に、デザイン性だけではなく、流れるように読みやすい文章の構成を意識して製作していたため、今後の課題に活かしていきたいと思います。

 写真は『世界現代住宅全集』(二川由夫、エーディーエー・エディタ・トーキョー)から引用しました。

Y/S