ライフデザイン学科 研究室ブログ LABORATORY BLOG

ゼミの実習について
2022年6月25日

 暑くなってきましたが、皆さんどうお過ごしですか?私は暑いのが苦手なので外には出ずに、家の中で過ごしてしまいがちです💦

 

 さて、私達のゼミでは人々の生活と生態系のつながりについて理解を深めるため、野外に出かけて生物を観察をしたりすることがあります。この前は多摩川調布取水堰に行き、川の中の生物を調べました。

 

 調査方法はこんな感じです。まずは魚の捕獲。写真にもあるように一列に並び、一定のスピードで魚を下流の網に追い込んで捕獲しました。川の中には素早く逃げる小さな魚の姿がいっぱい!捕獲したあとは観察ケースに入れ、魚の模様や特徴を図鑑と見比べ、魚の種類や名前を特定しました。捕獲できたのは魚だけでなく、ヤゴやエビやカニなどもとれました。肉眼でもはっきりと生物が見えるほど川の透明度は高く、さまざまな生物が共存していることが分かりました。これらのことは実習でしか分からないので、机の上だけでは得られない貴重な学びになりました。学びに協力してくれた生物たちには観察後川にお帰りいただきました!

 

 前回のブログでも紹介しているように、普段のゼミでは都市と自然の関わりについてテキストを用いて学んでいます。これまでに、自然体験はヒーリング効果があり、心身の健康に良いのはもちろん、普段の生活でどのくらい自然に影響を与えているかを知るきっかけにもなるなど、人々の生活に重要な意味をもつことを学びました。ですが、私も含めて現代における人と自然の距離は決して近いとはいえません。都市部に住んでいる人がもっと気軽に自然体験をできる機会が増えれば良いなと感じた今回の実習でした。

 

(執筆者:M.I)

 

多摩川調査2022_2多摩川生物調査