卒業生インタビュー GRADUATE’S INTERVIEW

INTERVIEW

医療法人社団松山会ことぶきわたなべ歯科医院 勤務食物学科 管理栄養士専攻 2017年度卒業

「さまざまな方たちをサポートできる管理栄養士を目指して」

QUESTION

どんな仕事をしていますか?
歯科医院で歯科の訪問診療に同行しながら訪問栄養指導をしています。合わせて、スケジュール等の調整を行う訪問のコーディネーターを務めています。訪問診療以外では、院内で幼児・小児・インプラント治療などの栄養指導、噛ミング30推進を目標にした食育レシピの作成と配布、様々なテーマを題材にしたポスターを作成し受付に掲示する事や、受付、歯科助手などをしています。
仕事のやりがいや、大変なことは?
在宅へ訪問栄養指導をしていると、様々な家庭環境、人生観、複合的な疾患に直面します。まずはお話しをじっくりと伺い、エビデンスに基づいた栄養管理は勿論の事、心の栄養も視野に入れ、否定をせず寄り添う事と患者さんに教えていただく姿勢を大切にしています。栄養指導を通して病状が維持、改善するとやりがいを感じます。当院の管理栄養士は私一人なので、難しい課題を解決するために、定期的に外部の勉強会に参加し、症例発表をして、管理栄養士の先輩方に助言をいただき、日々精進しています。
学生時代に取り組んでいたことは?
大学3年生時にインドにあるマザー・テレサの関連施設で5日間ボランティアに参加した事です。いつも1人でうつむき端に座っている女性に気づき、隣に座り名前を呼んで肩をさすると涙を流されました。「ありがとう」と言っているように思いました。この経験から、支援の手が届きにくい方への力になりたいと思いました。大学4年生時に、プチ卒論で看護小規模多機能型居宅介護サービスへ実習に伺った事です。川口教授の食事指導で経口摂取出来なかった方が嬉しそうに口から食べる事が出来ている姿を見て、私もそのような支援ができる管理栄養士になりたいと思いました。
家政学部食物学科の魅力を教えて下さい。
在学時だけでなく、卒業後のフォローアップが充実している事です。新卒1年目の時、スキルアップセミナーのベーシックコースを受講しました。新卒で職場に管理栄養士が私だけでしたので、受講後栄養指導に自信がつきました。また、同じ在宅の現場で働く管理栄養士の先輩方にお会いする事が出来ました。スキルアップセミナー受講後も自主勉強会があり、栄養管理の悩み等を相談させていただいております。