卒業生インタビュー GRADUATE’S INTERVIEW

INTERVIEW

港区みなと保健所 勤務食物学科 管理栄養士専攻 2012年度卒業

「国民の健康の保持・増進に寄与したい」

QUESTION

どんな仕事をしていますか?
令和2年4月1日より義務化される、食品表示法の栄養成分表示が適正に表示されるよう区内事業者に指導し、区民に対しては、食品の購入時に栄養成分表示を賢く活用できるよう、健康教育を含めた栄養成分表示の活用の普及啓発を行なっています。また、健康増進法第31条1項より、食品の誇大表示規制を行なっています。さらに、特定給食施設に対して各施設に合わせた栄養管理が行われた給食が提供できるよう、給食施設の管理者、管理栄養士、栄養士に対して指導、講習会を行っています。
仕事のやりがいや、大変なことは?
不適正な栄養成分表示や、優良誤認される食品の広告は、消費者が間違った情報から食品を選択してしまいます。適正な栄養成分表示や食品の広告を行うよう事業者に指導することで、区民だけでなく国民の健康の保持・増進に寄与していると思うとやりがいを感じます。しかし、指導するためには法的根拠が必要です。事業者に対しわかりやすく、納得してもらえるよう説明することは難しいです。
学生時代に取り組んでいたことは?
私は幼い頃、母親が言っていた「人間の身体は食べたものから作られている。健康で生きていくためには、何を食べるかがとても大切。」という言葉が印象に残り、栄養学を学ぼうと思いました。大学では、いろんな分野から「食」を学べ、管理栄養士としてはもちろん、今後の自分の人生にも役に立つ勉強ができたと思います。また、学生生活では茶道部に所属していました。大学時代に夢中になった茶道は今も続けており、私の一生の趣味になりそうです。
家政学部食物学科の魅力を教えて下さい。
食物学科はいろんな分野から「食」を学ぶことができ、「食」を通して自分が将来どんな道に進みたいかじっくり考えられ、実現できる学科だと思います。また、先生方はとても学生の面倒見が良く、私が管理栄養士の国家試験に合格できたのは、本学の先生方のおかげです。