卒業生インタビュー GRADUATE’S INTERVIEW

INTERVIEW

株式会社メディヴァ 保健事業部 勤務食物学科 食物学専攻 2010年度卒業

「「食」を通し、専門家としての技術と知識を身につける「自分の人生に役立つ勉強ができました」」

QUESTION

どんな仕事をしていますか?
企業や自治体の健康保険組合の加入者に対する疾病管理・予防医療・健康づくりに携わるお仕事です。医療コンサルティング会社の管理栄養士として、日本全国の企業の事業所や自治体の施設等へ出向き、「特定保健指導」や「糖尿病性腎症などの重症化予防指導」を行っています。最近はWEB面談も増えましたが、出張は都内も含め、北海道から九州まで日本全国を行き来しています。また、必要に応じて対象者様の面談予約や保健指導用の資料作成など、指導に関連する事務作業も行っています。
仕事のやりがいや、大変なことは?
当社では、一人の対象者様に同じ管理栄養士が対応する「マイ管理栄養士制」というものを引いており、正社員の管理栄養士が初回面談から最終評価まで6か月~3か月間の継続的な保健指導を実施しています。一人の対象者様に寄り添いながら継続支援ができること、その中で少しずつ信頼関係が築けることや、対象者様の行動変容に携われることにやりがいを感じています。「堀本さんでよかった!」と言われたときはとても嬉しかったです。対象者様も十人十色で、指導を受ける事に積極的な方もいれば消極的な方、すぐ結果が出る方もいれば中々結果が出ない方もいらっしゃいます。経験のないケース、苦戦するケースに直面する時は大変さを感じますが、会社に戻れば同じ立場の管理栄養士に相談したり、アドバイスを頂いたりと、仲間がいることに日々感謝しています。
学生時代に取り組んでいたことは?
私は大妻女子短期大学部の食物学専攻から大妻女子大学の家政学部食物学科へ3年次に編入をしました。イレギュラーな経歴ですが、短期大学から大学を通して多くの友人と出会うことができました。短期大学部では文化祭の実行委員として運用に携わさせて頂いたり、授業では下の学年の授業を一緒に受けることができたり、大学の卒業論文ではスポーツ栄養に興味があったため、仲間と研究に夢中になりました。同じ目標に向かって頑張ることができる仲間に出逢えたこと、私にとって生涯大切にしたい人々にたくさん出逢うことができた学生時代でした。
家政学部食物学科の魅力を教えて下さい。
食物学科では、「食」を通し、専門家としての技術と知識を学ぶことができます。自分自身が「学びたい!」と思ったら、それを実現させてくれる場所。食べることが好きな方や「食」を通して社会に貢献したいという方にとっては素敵な場所だと思います。困ったことや相談したいことがあれば親身になってくださる先生も多く、卒業後の進路も食物関連企業での食品・研究開発、食品系の販売業、病院、教員、大学院進学など、進路が幅が広いということが食物学科の魅力です。学んだ知識を生かし、さまざまな食の世界でのご活躍を期待しています。