武居三省堂(文具店)


明治の初期に創業した文具店である。
はじめ書道用品の卸をしていたが、のちに絵筆や文具も扱う小売店にかわった。
武井三省堂は、震災時に建てられた看板建築といわれる建物のひとつで茶色のタイルを全面に貼った表側と、
屋根の勾配が途中で急になったマンサード屋根と呼ばれる屋根が特徴である。
店の中にはいくつもの引き出しがあり、天井にまで商品が置かれ、はしごでとれるようになっている。
千と千尋の神隠しの中に出てくる「かまじい」の部屋のモデルになったのが
この三省堂店内のたくさんの引き出しである。(樋木 夏美)