卒業生インタビュー GRADUATE’S INTERVIEW

INTERVIEW 03

中村 早弥香さん(農業)2005年度卒業

人生は自分の手で切り開きデザインしていくもの
可能性は無限大

QUESTION

どんな仕事をしていますか?
 8年間の東京での社会人生活を経て、2013年に、埼玉県出身の夫と共に山形県へUターン。その後、夫婦で新規就農しました。全ての作物に農薬・化学肥料を使用せず、年間70~80の作物を栽培。採れたての野菜を詰め合わせにして、契約した個人のお客様やレストランへお届けしています。
 農業未経験、虫が大の苦手、おまけに体力も人並み以下!そんな状況で農業を志したのは、大量に生産・消費・廃棄する社会への疑問、豊かな自然を次世代に残したいという思い、「自然と調和した心豊かな暮らし」を大切にしたいとの思いから。就農後は失敗の連続、理想と現実の狭間で悩みもがきながら、ようやく美味しいと自信をもてる作物を栽培できるようになりました。目指すは「地球と共生できる農業」です。
学生時代に取り組んでいたことは?
 ゼミの先生のお声がけで、企業の課題に対し、女子大生の感性を生かした企画提案を行うプロジェクトに参加しました。これは現在の「CDP(キャリア・ディベロップメント・プログラム)」というプロジェクト型授業の前身といえるもの。CDPでは、学生がチームを組んで課題に取り組み、企業や行政団体へ企画・解決案をコンペ形式で提示します。優れた提案は実際に商品として実現することもあります。情報収集、データ分析、ターゲット設定、コンセプト立案、プレゼン資料の作成、分かりやすく心をつかむプレゼンテーションなど、社会に出てすぐに役立つスキルを身に付けることが出来ました。