学部長の挨拶 GREET

生活を学び、誰もが幸福を実感する社会に!
 家政学は、人間生活における人と人をとりまく様々な環境との相互作用について、自然科学、社会科学、人文科学を基盤として研究し、生活の向上とともに人類の福祉に貢献する実践的総合科学です。そのため家政学は、様々な分野と関連して発展し、その成果が大いに期待されています。
 家政学部は、被服学科、食物学科(食物学専攻、管理栄養士専攻)、児童学科(児童学専攻、児童教育専攻)、ライフデザイン学科の4学科から構成されています。「衣・食・住」3領域のほか、人に関わる発達、保育・教育、家族関係、それらを総合する生活経営など、家庭生活を中心とする「人間の生活」を総合的に学びます。さらに、個人、家族、コミュニティに関わる生活の質的向上のための実践方法を学びます。
 4年間で学ぶ教養、専門知識、技術などはどれも皆さんの成長にとって重要なものばかりです。その学びを通して、自然を五感で感じ、自らが幸福を実感することはもちろん、社会へ発信するための論理的思考力、コミュニケーション能力を身につけることができます。本学での学びは、必ずや将来の社会生活に役立つと信じています。現代社会は、家庭や職場での人間関係、超高齢化、環境問題、AIなどのコンピュータ技術の発展など、従来の知識では対処できない問題も多くありますが、ここで学んだ物事の捉え方、対処の仕方は重要な財産となります。自ら主体的に考え、生涯学び続けることを期待しています。

家政学部長市川 博